2024年9月6日(金)公開『夏目アラタの結婚』
出演:柳楽優弥/黒島結菜/中川大志/市村正親/他
監督:堤幸彦
あべのアポロシネマです。
本日は乃木坂太郎原作の大人気漫画「夏目アラタの結婚」を『ケイゾク』や『TRICK』、『SPEC』など数々の名作を手掛けてきた堤幸彦監督がメガホンを取った今作『夏目アラタの結婚』のご紹介です。
乃木坂太郎さんと言えば過去にドラマにもなったヒット作「医龍-Team Medical Dragon-」を生み出した漫画家として知られています。
そんな乃木坂さんが2019年から2024年にビッグコミックスペリオールで連載したサスペンス作品が今作『夏目アラタの結婚』になります。
主人公はタイトルの通り夏目アラタ(柳楽優弥)。
児童相談所で働く公務員です。
アラタは自分が受け持つ連続バラバラ殺人事件の被害者遺児である少年、山下卓斗から
「父を殺した犯人に代わりに会って欲しい」とお願いされます。
卓斗は殺された父親の見つかっていない頭部の在処を犯人から聞き出したいと願っていました。
その為に犯人に遺族とバレない為にアラタの名前を勝手に語って犯人と文通を行っていたのです。
そして、手紙に書かれた「直接会って話したい」という犯人の言葉を受けて、
卓斗は夏目アラタに正直に顛末を話して、
犯人と直接会いお父さんの見つかっていない頭部の在処を聞き出して欲しいとお願いをしてきたというわけです。
無断で名前を使われていたにも関わらず、しかもこんな無茶なお願いを断らず快く引き受けてしまうのが夏目アラタという人物で、
ここから事件の真相を暴く為に奔走する事になってしまう訳です。
そんな重たい感じで物語が始まる今作なのですが、この作品はとにかく駆け引きが面白い作品です。
連続バラバラ殺人事件の容疑者として捕まっている女性、品川真珠(黒島結菜)とアラタの面会シーンは最初から最後まで本当にスリリングです。
アラタと真珠が結婚するまでのスピード感にも圧倒されますし、作中何度も何度も繰り返される面会シーンがとにかく凄いです!
拘置所でのアラタと真珠のやり取りがやはりこの作品の肝!
殺人犯としての不気味さと時折見え隠れする無垢で純真な心が入り混じる真珠。
面会は常にスリリングでありながら真珠の魅力も十二分に伝わるのと同時にアラタという人物がどの様な行動原理で動いているのか等もこのやり取りでしっかり描かれます。
作品の性質上この面会シーンと法廷シーンがかなりのウェイトを占める本作なのですが、予測不能の物語展開と胸アツの心理戦は本当に楽しめました。
物語がどんな風に転んでいくのか原作を読んでいない、調べたりもしていなかったので、この作品の手の上で大分転がされました!
是非この作品に対して前知識を持っていない方はそのままの状態でこの映画をご鑑賞頂く事を強くお勧めします!
黒島結菜さんが演じた品川真珠の怪演も勿論ですが、
チョイ悪で真っ向勝負な夏目アラタを演じ切った柳楽優弥さん、
真珠の無実を信じる弁護士宮前役の中川大志さん、
真珠の本心を疑う裁判長役の市村正親さん、
拘置所の無口な刑務官役の今野浩喜さんなど、
どの配役もインパクトがあり素晴らしく、見終わった後も胸に残るものだったので、
そちらもお伝えさせて頂きます。
そして最後にテーマ曲になっているオリヴィア・ロドリゴの「ヴァンパイア」。
エンドロールで流れるこの曲は作品中の真珠の想いを感じさせる楽曲になっていて、作品に本当にマッチしていていました。
エンドロールでこの曲を大音量で楽しめるというのもこの作品のグッドポイントの一つかもしれません。
この手の作品はまずネタバレ無しで楽しんで頂きたい作品なのでメルマガ作成にも大変気を遣います。
『夏目アラタの結婚』もまさにそういう作品です。
とにかくまず観てみて!としか言えないのがつらい所です。
夏目アラタがどんな経緯で結婚に至ったか、事件に隠された真実は?
物語はどの様な結末を迎えるのか?
謎多きこの映画に是非飛び込んでアラタと一緒に真実に迫ってみて下さい。
どんな結末がアラタと真珠を待っているのか。
どんなエンディングがあなたを待っているのか!
あべのアポロシネマで皆様のお越しをお待ちいたしております。
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★☆執筆者紹介☆★
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ふじもと
最近楽しい事をあんまりしていないので
旅行でも行きたいです。