2024年8月1日(金)公開『インサイド・ヘッド2』
声の出演:小清水亜美/大竹しのぶ/小松由佳/落合弘治/浦山迅/多部未華子/他
監督:ケルシー・マン
こんにちは。あべのアポロシネマです。
本日は、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した映画『インサイド・ヘッド』の続編で、7月24日の時点で世界累計興行収入において『アナと雪の女王2(2019)』を抜いてアニメーション映画史上最大のヒット作となった『インサイド・ヘッド2』をご紹介いたします。
映画の冒頭でも前作の振り返りがありますので、前作を知らない方でもご鑑賞いただけます。
因みに前作は、突然の引っ越しで不安定になった11歳の少女ライリーの頭の中で起こる、「喜び[ヨロコビ]、「悲しみ[カナシミ]」、「怒り[イカリ]」、「嫌悪[ムカムカ]」、「恐れ[ビビリ]」という5つの感情を表すキャラクターの混乱やぶつかり合いを描いた作品でした。
今回は彼女が高校進学という人生の転機を控え、今までと違って部活や友人関係すべてがうまくいかず戸惑う中、ある日「心配[シンパイ]」率いる<大人の感情>たちが現れることにより“感情”に変化が訪れることから始まります。
「ライリーの将来のために、あなたたちはもう必要ない。」という[シンパイ]たちの暴走により、追放される[ヨロコビ]たち。巻き起こる“感情の嵐”の中で、ライリーは自分らしさを失っていく……。
大人になるための“新しい感情”として登場するのが、最悪の将来を想像し、あたふたと必要以上に準備してしまう[シンパイ]、小さな身体と大きな瞳で、いつでも周りの誰かを羨んでいる[イイナー]、どんなときも退屈&無気力で、片時もスマホは手放さない[ダリィ]、いつもモジモジしていて、恥ずかしさがMAXになるとフードで顔を隠す[ハズカシ]の4人。
感情についての研究はかなり進んでいて、人間の感情は今回のキャラクター数以上にあるそうなのですが、今回は若者(ティーンエイジャー)にとって難しく、ある意味ミステリアスなものを選んだそうです。
ティーンエイジャーではないですが、大人の私の中にも[シンパイ]は確かに居て、感情をかき乱しているのをヒシヒシと感じております……。劇中では声優を多部未華子さんが担当されており、心配してくれるのも優しさなのかと、中々憎めない可愛いキャラです。
そして[イイナー]は、研究によるとライリーぐらいの子どもたちの中にしっかりと存在する感情(羨望)だそう。目が大きくて小さいのも可愛いのに、「いいな~。」と羨ましがるのがなんとも堪りません!
[ダリィ]は、とても若者っぽい!携帯を使いこなし過ぎているのが如何にもって感じです。ずっと体が傾いていて、ダルすぎてソファーと同化しそうになっている姿も面白い奴です。
そして[ハズカシ]。分かりますよ……。大人になると、子どもと違って「恥ずかしい!」って思う場面が増えていますものね。体が大きいのに恥ずかしがり屋なの、可愛いですよね。
新キャラ達もいい子たちなんだよな~。
今回も色々と考えさせられるといいますか、自分がライリーよりも長く生きている=経験を積んできたからこそ『わかる!』部分が多く、アニメなのでお子さまが観て楽しめるのはもちろんなのですが、大人も深く心に刺さる作品になっているのです。そりゃ大ヒットを記録するわけです。大人になればなるほど、お子さまに観て欲しい作品なのかも知れません。安心して一緒に観られるのがいいですよね。
そして監督ケルシー・マンのメッセージが良い!!
「この映画は、自分自身を受け入れることをテーマにしています。ダメなところも含めて、自分を愛すること。誰しも愛されるために、完璧である必要はないのです。」
心を大きな愛で抱きしめて欲しい方、感情移入しすぎて、ライリーの戸惑いに心が締め付けられることもあるかもしれません。でもこの映画が、この監督の言葉が、癒してくれるはずです。
今年はピクサーで大人泣きの夏。汗ではなく涙出してスッキリするのも、涙活になっていいですよ!
あべのアポロシネマで是非ご覧ください。
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★☆執筆者紹介☆★
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せきぐち
つい先日鑑賞した『デッドプール&ウルヴァリン』(R15+指定作品)と同じテーマで描かれており、とても不思議な気持ちです。(どちらも素晴らしい作品です。)