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2023年11月

2023年11月30日 (木)

2023年10月20日(金)公開『ザ・クリエイター/創造者』

出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン/ジェンマ・チャン/渡辺謙/他

監督: ギャレス・エドワーズ

 

 あべのアポロシネマです。

本日は『GODZILLA ゴジラ』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を手掛けたギャレス・エドワーズが脚本・監督を務める最新作『ザ・クリエイター/創造者』のご紹介です。

 多くのSF作品が世に出尽くした昨今、ヒット作の中に散見される何かの続編やリブート、スピンオフ作品。

つまり既に構築された世界観に間借りする様な形で作られたSFがここ数年目立つように感じて私は少し残念に思っておりました。

それぞれに作品としての良さはあってもそこに新しさ、未知なる希望を見いだせない、どこか物足りなさを感じる様なそんな気持ち。

そんな中現れた久しぶりの全く新しい一から生み出されたハードなSF映画『ザ・クリエイター/創造者』。

ギャレス・エドワーズといえば怪獣映画、SF映画に定評のあるクリエイターですが、ここまで一から構築した世界観を提示できる監督とは本当に恐れ入りました。

物語、着るもの、乗り物、食べ物、兵器、時代背景、キャラクター造形、建物造形、空間デザイン、あらゆることを0から生み出し続け、この世界を作り上げるという事がいかに大変で、隅々まで神経を行き届かせないといけないか。

それを一場面一場面1シーン毎に感じさせてくれる、楽しませてくれるSF映画は本当に久しぶりと言えるのでは無いでしょうか。

武器一つとっても、スーツ一つとっても、文字デザイン(フォント)一つとってもそのデザインの細やかさと楽しさで切ない物語と裏腹にワクワクしっぱなし、スクリーンに引き込まれっぱなしなのが本作『ザ・クリエイター/創造者』なのです。

 

 物語はAIと人間の戦争であり、重厚な人間ドラマであり、サスペンス要素もありながら新しい価値観の提示であり、本当に考えさせられる内容です。

しかしその内容の重たさも作品の一側面に過ぎないと言わんばかりの軽やかなテンポ感で物語が進む様は本当に見ていて心地よく感じました。

この作品にこのスピード感が出せるところが流石ハリウッド!という、久しぶりにハリウッドの偉大さとお金のかかり方に飲み込まれるような没入感で観る事が出来ました。

映画が終わってからの脱力感、と爽快感。これは本当に楽しんだ映画体験!という感じでした。

 

 主演のジョン・デヴィッド・ワシントンさんは『TENET テネット』でも主演を務めた俳優さんで本当に実力派。

実はデンゼル・ワシントンさんの息子さんなんですが、2世タレント感を一切感じさせない素晴らしい演技で作中何度も圧倒されました。

子供型のAIアルフィー役のマデリン・ユナ・ヴォイルズさんとのバディ感も素晴らしく作品の核としてしっかり機能しておりました。

また、ジェンマ・チャンさん、渡辺謙さん、アリソン・ジャネイさんなど素晴らしい演技を見せてくれる俳優さんも多く出演されており、どの役も作品にバチっとハマっている様に感じてそういった部分でも感動出来ました。

 

 また作品で印象的だったのは作中何度もリフレインされたドビュッシーの「月の光」。

ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の3曲目で優しさと切なさを併せ持つドビュッシーといえば、な楽曲です。

この曲が作品にバッチリハマっている事で、作品のもつ悲劇性も最後には優しく包まれるような、感情が癒されるような効果があるように感じました。

また、作中に散りばめられたRadioheadの「Everything In Its Right Place」やDeep Purpleの「Flight Of The Rat」など楽曲の使用方法もなかなか独特で非常に楽しむ事が出来て良かったです。

 

 多くのSF作品を作り続けてきたハリウッド。

その歴史が全て詰まっている様な、本当に一本立ちしたハードでスケールの大きなSF作品『ザ・クリエイター/創造者』。

映画館の大きなスクリーンと音響で楽しんで頂きたい作品です。

一度目は何も考えず、二度目はその細やかなディテールを隅々まで楽しみ、三度目はもう一度物語を深く考察する。

そんな楽しみ方をしても全く飽きない様な、深く作り込まれた作品です。

是非あべのアポロシネマに足を運んでいただければと思います。

スタッフ一同皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

  

 

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★☆執筆者紹介☆★

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ふじもと

 

作中子供型AIのアルフィーちゃんが初登場するとき、ちいかわのくりまんじゅうとハチワレっぽい人形を持っています。似ているけれど偽物なので要チェックです。

 

2023年11月 1日 (水)

2023年7月28日(金)公開『キングダム 運命の炎』

出演:山﨑賢人/吉沢 亮/大沢たかお/清野菜名/他

監督: 佐藤信介

 

 あべのアポロシネマです。

本日は『GANTZ』や『アイアムアヒーロー』などコミックス原作の映画を多く手掛ける佐藤信介監督の最新作『キングダム 運命の炎』のご紹介です。

佐藤監督の代表作と言えば今作も含む『キングダム』シリーズ!という位、監督と作品の相性が非常に良い作品で1作目からその面白さ、クオリティの高さで人気を博し、あれよあれよという間にいよいよ3作目『キングダム 運命の炎』の公開となりました!

中国で最初の統一国家を作った秦の始皇帝。

その歴史を描いたキングダムの漫画の面白さとスケールを余すところなく圧倒的に映像で体験出来るこの映画が面白くないはずがありません!

 

 さて、キングダムというと漫画家の原泰久さんによって圧倒的熱量とスケールで描かれる物語で、アニメ化も映画化もされ、現在までに単行本は69巻まで刊行され累計発行部数は9900万部という大ヒット作品です。

紀元前770年頃から紀元前221年に秦が中国を統一するまで500年に渡って続いた戦国の時代(春秋戦国時代)の最後の30年を中心に、秦が中国を統一すべく、現在も引き続き描かれている物語です。

紀元前の物語という事で、今から2200年以上前の話という事ですね。

中国の歴史大河として有名な三國志が西暦184年~280年までなので、それよりも更に400年ほど前になるという事ですね。

秦以外には魏、趙、楚、燕、韓、斉など様々な国が登場します。

 

後に秦の始皇帝となる秦国の王様「エイ政」と奴隷出身でありながら天下の大将軍になる事を夢見て幼いころから修行を積んできた主人公「信(シン)」を中心に様々な仲間と敵が、まさに群雄割拠の世界でどの様に戦い、生きていくのかが描かれています。

キングダムの1作目ではエイ政と信の出会い、そして秦の内部でエイ政の弟、成キョウによって起こされた謀反から信がエイ政を守り、武功を立て、大将軍への第一歩を踏み出すところが描かれています。

キングダム2作目では1の3カ月後、中華統一の第一歩として魏軍の領地、蛇甘平原(だかんへいげん)での戦いを中心に主人公信の初の戦(いくさ)参戦と暗殺一族の末裔であるキョウカイとの出会い、そして知略と本能をぶつけた大将同士の負けられぬ戦いを描きました。

2の最後では今のままでは将軍になれないと実力を痛感した信が秦国の伝説の大将軍王騎の元に修業をつけてもらいに赴く様が描かれていました。

そして今作に遂に繋がります。

今作『キングダム 運命の炎』は2から半年後、修行を終えた信が蛇甘平原で立てた武功により、百人将(百人のチームのリーダー)に昇格し、新たな戦いに身を投じていく様が描かれます。

やはりこのシリーズ、1から一貫して言える事はアクションシーンの凄さです。

敵や味方の陣形や動き、繰り広げられる殺陣の凄まじさは間違いなく日本最高峰のもので間違いないでしょう。

今まで通り信のド派手なアクションで魅せるその活躍や戦いも存分に描かれていますが、知略を巡らし兵を動かす大沢たかお扮する王騎将軍と趙の将軍フウキとの戦いや秦の城内で繰り広げられる宰相呂不韋とエイ政との駆け引きなど見逃せないシーンが目白押しです。

特に今回敵として攻めてくる趙という国はエイ政が生まれる少し前に秦軍によって40万人の兵士を生き埋めにされ殺された長平の戦い(恐ろしい事に史実です)という戦があり、秦国への深い憎しみと恨みが根底にあるという事も頭の片隅に入れておくと一層映画を楽しめるように思います。

 

『キングダム 運命の炎』。

3作目にして小さいながら一隊の将となり、新たな戦に身を投じる事となった主人公信。

前作まで一騎当千の活躍を見せてきた信の今作での活躍や如何に!

そして「運命の炎」に導かれ集まる強者達に待ち受ける運命とは!?

こういう映画こそ大きなスクリーンと音響の整った映画館で見て頂きたい今年の夏大注目の一本です。

あべのアポロシネマで大迫力の戦闘と物語の行く末を見守って下さい!スタッフ一同皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

(※キャラクターの人物名は全ての方の端末で表示される様に環境依存文字の箇所はカタカナで表記させて頂いております。)

 

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★☆執筆者紹介☆★

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ふじもと

 

お休みの日に子供の為に海に行きました。

子供はパワーが凄くて驚く事ばかりです。

夏ですね。

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