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2024年1月

2024年1月 1日 (月)

2023年10月13日(金)公開『ゆとりですがなにか インターナショナル』

出演:岡田将生/松坂桃李/柳楽優弥/安藤サクラ/他

監督:水田伸生

 

 あべのアポロシネマです。

本日は2016年に日本テレビ系列で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」の映画化作品『ゆとりですがなにか インターナショナル』のご紹介です。

 

ドラマから7年の時を経て、野心も競争意識も協調性もない「ゆとり世代」と揶揄されてきた3人の男のドラマが再び始まります!

宮藤官九郎脚本、水田伸生監督という名タッグで作られたこのドラマ、どこにでも居そうでいて、どこにも居ない強烈なキャラクター達と、とんでもなく練られたストーリーで毎週ハラハラドキドキでありながら、それでいてどこかではスッキリするという、それはもう素晴らしいドラマでした。

見ていた当時は毎週放送時間を楽しみにする稀有なテレビドラマとして本当に最初から最後まで楽しませて頂きました。

 

そんな「ゆとりですがなにか」が満を持して映画化するという吉報は驚きと共に本当に喜ばしい事でした。

坂間君、山路、まりぶというゆとり世代の3人ともう一度会える!

もう一度あの世界に行く事が出来る!

という喜びは本当にファンだからこそ感じられる心の底からの歓喜でした。

ドラマを見ていた方はこの作品の公開を本当に、首を長~くして待っていたのではないでしょうか。

そしてまだドラマを見た事がない方、この作品がファン向けの閉鎖的な作品に留まらず誰でも最初から楽しめる素晴らしい作品になっている事をここにお約束いたします!

 

とはいえ、初見さんも知っておいた方が良いのはやはり主要キャラクターの人物像。

これだけでもサラッと目を通しておけば一層作品を楽しめる事間違いなしです!

まずは主人公達のキャラクター紹介を。

坂間酒造の次男であり、その営業部長でありながらお酒に弱い坂間正和(岡田将生)。

優しいんだけど抜けていて、甘えたで、不器用で頼りない。

それでも時代に揉まれても諦めず、精一杯生きる姿が本当に眩しいこの物語の主人公です。

物語の後半で会社を辞めて実家の酒蔵の営業になるのですが、元居た会社に自社の酒「ゆとりの民」を売り出し契約することにも成功した非常に優秀な一面も持ち合わせています!

そして小学校教員として一所懸命に働き、甘いルックスで生徒からも好かれる一方、出会いに恵まれず未だ童貞というコンプレックスを抱える山路一豊(松坂桃李)は誠実で真面目に生きながら、その仕事柄ストレスを抱え込んではレンタルおじさんに悩みを聞いてもらう事でしか発散出来ないというどこか寂しい生き方をしてしまう青年です。

最後に、受験に失敗し続け、11浪しながら風俗店の呼び込みで内縁の妻と娘を養う道上まりぶ(柳楽優弥)は、その何にも物怖じしない性格とズバッと切り裂く言葉を武器に様々な職を転々としながら破天荒に受験に向き合い続ける3人の中で常にトラブルメーカーになる男です。

 

 こんな三人がレンタルおじさん(吉田鋼太郎)を通じて偶然知り合い、時に励まし合い、時にまりぶに鼓舞され、叱責されながら3人で酒を酌み交わし、言葉を酌み交わしながら、それぞれの人生を精一杯生きる青春ドラマなのです。

全員それぞれに違う形で度を越えた欠点があり、何をやっても裏目に出てしまう。

それでも全員が誠実に生きているからこそ見ている視聴者が思わず応援してしまう、そういう物語にこの作品はなっています。

 

 さて、そんな3人が新たな時代の波に再び立ち向かう、乗りこなす姿を描いた作品がこの『ゆとりですがなにか インターナショナル』なのですが、昔のドラマの主要面子はほぼ全員と言っていいほどちゃんと出てきます。

主人公坂間くんのしっかり者の奥さん役に安藤サクラさん。

坂間くんの会社の元後輩でゆとりモンスターと呼ばれた山岸を演じる仲野太賀さん、

山路の恋の相手として山路を振り回す魔性の女、佐倉悦子を演じる吉岡里帆さん、

焼き鳥屋「鳥の民」のバイトくん中森を演じる矢本悠馬さんなど、今は売れっ子の彼らもこのドラマから爆発的に人気が出ていった様に当時私は感じておりました。

どのキャラクターも当時は本当に強烈でハードパンチャー揃いでしたが、今作でも脇をしっかり固めて作品を一層引き立てています。

 

 超売れっ子であり、名作を数えきれない程産み落としてきた稀代の劇作家、宮藤官九郎。

その彼が生み出した名作ドラマがクオリティをさらに底上げして帰ってきた最新作『ゆとりですがなにか インターナショナル』。

これは2023年の事件です!

私は見た後しばらくは「もう一度見せてもらってありがとう…」しか感想が出てきませんでした。

それぐらい嬉しく、ありがたかった。

メルマガを書くにあたって、みんなドラマのブルーレイBOXセット買おう…以外何も思いつかない位にはしっかり食らいました。

キャラクターが生きている。

そういうリアリティを感じられる程作り込まれて熱がある作品です。

これをスクリーンという大画面で、そして映画館の音響で楽しめるというのは本当に贅沢な事です。

あべのアポロシネマで是非多くの皆様に見て頂きたい作品です。

 

ドラマを見ていた方はもうただいまの気持ちで大手を振って3人に会いに来てください!

初めての方も臆することなく、隠し撮りされた酒蔵を営む坂間家とその周りの生活を外からウォッチする気持ちで是非来てみてください。

観ていると自然に坂間君を応援したい気持ちになる、笑顔がもらえる不思議な映画です。

あべのアポロシネマで皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

  

あべのアポロシネマのHPはこちら ⇒ https://www.kin-ei.co.jp

 

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★☆執筆者紹介☆★

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ふじもと

 

始まってから終わるまでずっとニコニコして観ていたので口角筋が痛くなりました。

 

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