2023年4月28日 (金)

2023年1月27日(金)公開『レジェンド&バタフライ』

出演:木村拓哉/綾瀬はるか/伊藤英明/中谷美紀/他
監督:大友啓史


あべのアポロシネマです。
本日は木村拓哉さんと綾瀬はるかさんがW主演となる全く新しい歴史ドラマ映画『PG12)レジェンド&バタフライ』のご紹介です。

『るろうに剣心』シリーズや『プラチナデータ』、『3月のライオン』など大ヒット作品を多く手掛ける大友監督と

『探偵はBARにいる』シリーズや『コンフィデンスマンJP』シリーズの脚本を担当し、ドラマ、映画に引っ張りだこの脚本家、古沢良太さんがタッグを組み、

主演である織田信長を木村拓哉さんが、信長の正室、濃姫(帰蝶)を演じるのが綾瀬はるかさんというとんでもなく豪華なメンバーで制作された本作は、普通の時代劇や大河ドラマとは一味違う、主に内政と、そして妻との恋愛を描いた30年に渡る歴史絵巻となっております。

あまり歴史に詳しくない方でも楽しんで頂ける作りになってはいるのですが、織田信長の歴史的な動向を知っていれば、映画の内容を一層楽しめる作品になっておりますので、本日はその辺についていくつかお話させて頂こうかと思います。


物語は二人が政略結婚した1549年からスタートします。
この時、織田信長16歳、濃姫15歳。この当時は12歳~16歳くらい(諸説あり)から元服という儀式をもって成人と認められたそうですので、二人とも成人であり、この時点で濃姫はバツ2でした。

前の二人の夫とはどちらとも死別しており、3度目の結婚で織田信長の元にやってきたという事になります。

この結婚は政略結婚であったと言われており、信長の父である信秀が、美濃の国を治める斎藤道三と和平協定を結ぶために道三の娘である濃姫と信長を結婚させたということです。

1556年、信長23歳の時に美濃を治めていた斎藤道三が長良川の戦いにより死去。

斎藤道三とその息子義龍が争った末の出来事でした。

1560年に桶狭間の戦い。

今川義元の2万から4万と言われる大軍勢に3千~5千の軍勢で奇襲をかけ信長は見事勝利しました。
この戦いに勝利した事で織田軍は勢力を大きく拡大しました。

信長はこの時27歳、若くして戦国の世に頭角を現しました。

1567年、信長34歳で濃姫の故郷である美濃を奪還すべく稲葉山城の戦いが勃発。

これにより斎藤氏は滅亡し、織田信長はこの辺りから「天下布武」の印章を使用する様になります。
これは「日本の中心地(天下)である京都で幕府を再興する」という信長の決意を現した印章でした。
また信長は「楽市楽座」「関所撤廃」「道路整備」「撰銭令」など自分の領地で商業が発展する政策を次々打ち出します。

これにより国が活性化、そのもうけを利用して軍をどんどん強化していきました。

1568年、織田信長はいよいよ軍勢を引き連れ上洛(京都に入ること)します。

1570年には浅井、朝倉の連合軍と織田、徳川の連合軍による姉川の戦いが起こりました。
とにかくこの時期敵が多かった信長。

信長包囲網と呼ばれる反信長勢力の連合軍に包囲されていました。

近江の平定と比叡山の無力化が状況打開の最重要課題と考えた信長は自らを第六天魔王(仏教において仏道修行を妨げる悪魔のこと)と名乗り比叡山を焼き討ちしました。

1571年。信長38歳の事でした。

1575年に長篠の戦いが起こり、鉄砲隊を用いた新たな戦術で武田軍に大勝し、1576年、43歳の時に今の滋賀、近江に安土城を建設。

そして1582年、本能寺の変にて信長は49歳でこの世を去りました。

概ね、物語に登場する付近の史実をざっと書かせて頂きました。こちら、諸説ある中で私が調べたものですが、概ねこれだけ知っていれば物語中に迷子になることはないと思われます。

この物語は信長と濃姫のラブストーリーとして楽しむ事がとにかく第一ではあるのですが、何故この時信長は困っていたのか、濃姫は何を考えていたのか、どんな背景があったのか、を知っていると一層楽しめる作品なのは間違いありません。

勿論、16歳~49歳という振り幅の大きな役を見事に演じている二人を「あ、今何歳なんだ。」と感じながら楽しむのも最高ですし、二人だけではなく時代ごとに変わっていく周りの人々の姿なども、観ていて本当に楽しめました。


1本の映画を作るのにかかる平均製作費が5千万円というここ日本で、総製作費20億円という桁外れの製作費で作られた今作。

こだわりぬかれた甲冑や小道具の数々に、セットの作り込みは異常とも言えるものです。

(因みに劇中信長が着用した甲冑をアポロシネマでは2月19日(日)まで展示中です!)

美しい風景や壮大な音楽など、胸に迫る作品になっています。

時代劇に囚われない新しい時代劇で描く新しい信長像と、謎の多い正妻、濃姫の新たな物語。
これを映画館で見ない手はありません。

あべのアポロシネマに是非お越し頂ければと思います。

皆様のお越しを、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

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★☆執筆者紹介☆★
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ふじもと

劇中信長が着用した甲冑、重厚で非常に存在感がある素晴らしいものですので是非一目見に来て下さい!