サイレント映画+ピアノ生演奏の人気企画「キネピアノ」が、大阪・天王寺のあべのアポロシネマで3/14(月)~17(木)に開催!

あべのアポロシネマとしては初めてとなるサイレント映画の伴奏つき上映を4日間にわたって開催。日替わりで、傑作サイレント映画をお届けします。

「キネピアノ」のポスタービジュアルのフレームワークは、ディズニー公式イラストレーターのカズ・オオモリさんに制作していただきました。

0314
上映作は、以下の4作品です。


3月14日(月)上映作(2本だて)
タイトル:『チャップリンの移民』

監督:チャールズ・チャップリン
主演:チャールズ・チャップリン エドナ・パーヴァイアンス エリック・キャンベル
時間:24分
制作:1917年・アメリカ
作品解説:移民船に揺られ船酔いに苦しむチャップリンたち。賭博で儲けたお金をあげたのが縁で、移民の娘エドナと知り合いに。やがて船は自由の女神が立つアメリカへ到着。その後、カフェで2人は偶然の再会を果たし…。
厳しい現実の中で力強く生きていく人間を描くチャップリンの映画スタイルが確立した、ミューチュアル社時代の傑作。

タイトル:『キートンのセブン・チャンス』

03141 今日中に結婚しないと遺産がもらえない!?
喜劇王キートンが走りまくる爆笑コメディ

監督:バスター・キートン
主演:バスター・キートン T・ロイ・バーンズ スニッツ・エドワーズ
時間:56分
制作:1925年・アメリカ
作品解説:キートン演じる青年ジミーは莫大な遺産を相続することに。しかし相続の条件は、27歳の誕生日の午後7時までに結婚すること。誕生日当日にそのことを知ったジミーは、愛するメアリーに求婚するも断られて大ピンチ!遺産相続のため色んな女性に手あたり次第プロポーズをしていくが…。
キートンが怒れる花嫁軍団から逃げまくる!圧巻のチェイスシーンで知られる喜劇王バスター・キートンの代表作。


3月15日(火)上映作
タイトル:
『ロスト・ワールド』
0315 後の特撮映画に影響を与えた コナン・ドイルの『失われた世界』

監督:ハリー・O・ホイト
主演:ロイド・ヒューズ ベッシー・ラヴ ルイス・ストーン
時間:103分
制作:1925年・アメリカ
作品解説:英国の新聞記者マローンはチャレンジャー教授の探検隊に加わり、南米アマゾンの未開の地へ出発。その探検には行方不明になった父を探すポーラや、ロクストン卿なども帯同した。ジャングル奥深くへ進むと、そこには絶滅したはずの恐竜が生活する姿が…。
原作はコナン・ドイルの『失われた世界』。ストップモーションや特殊メイクを積極的に使い、当時としては非常にリアルな「異世界と、そこに生きる生物達」を描き、大ヒットを記録。後の『キング・コング』やモンスター映画へと繋がる源流となった。


3月16日(水)上映作
タイトル:『サンライズ』

03161

第1回アカデミー賞を受賞したメロドラマの傑作


監督:F・W・ムルナウ​
主演:ジョージ・オブライエン ジャネット・ゲイナー​
時間:108分
制作:1927年・アメリカ
作品解説:真面目で妻思いだった農夫が、都会の女に誘惑され堕落する。彼は愛人に唆され妻を殺そうとするが、土壇場で思いとどまる。一方、純真な妻は、夫が自分を殺そうとしたことにショックを受け、泣きぬれる。夫は激しい後悔の念に苛まれて改心し、妻も夫を許すが…​。
巨匠ムルナウ監督の代表作。物語はシンプルながら、ロマンスやラブコメディ、サスペンス…と色々な要素が散りばめられたサイレント映画史に残る傑作の一つ。第1回アカデミー賞芸術作品受賞、主演女優賞、撮影賞受賞。​第5回キネマ旬報ベスト・テン外国映画部門第1位。

3月17日(木)上映作
タイトル:『カリガリ博士』

0317 ドイツ表現主義の代表作にしてホラー映画の原点​

監督:ロベルト・ヴィーネ
主演:ヴェルナー・クラウス コンラート・ファイト フリードリッヒ・フェーヘル
時間:75分
制作:1920年・ドイツ
作品解説:青年フランシスが老紳士と話をしていると、その横をあてもなく美しく若い女性が歩いてくる。フランシスはその女性が自分の婚約者であると言い、二人が体験した世にも奇妙な物語を話し始める…​。
ホラー映画の原点とも言われるドイツ表現主義映画の代表作。奇抜で歪んだセットやメイクなどの卓越した視覚的効果は、ヒッチコック監督や後のフィルム・ノワールにも大きな影響を与えている。




演奏者
■鳥飼りょう
サイレント映画専門の楽士。ピアノ、パーカッション、トイ楽器等を演奏。
2012年11月、Planet+1『西部の偉人 ウィリアム・S・ハートの全貌』でデビュー。全ジャンルの映画に即興で伴奏をつけ、これまでに演奏した作品数は500を超える。映画に寄り添うその演奏は好評を博し、国内・海外の映画祭にも招聘されている。2018年には神戸発掘映画祭にてフィルムアルヒーフ・オーストリア(オーストリア国立アーカイブ)により修復された『オーラックの手』デジタル復元最新版のワールド・プレミア上映で伴奏を務めた。また、ダンスや朗読など他分野とのコラボレーションにも取り組む等、多彩な活動を展開している。
2015年12月よりPlanet+1の長編シリーズ「映画史〜映画の樹」でのサイレント映画の伴奏を担当。現在、最も上映会で演奏する楽士のうちの一人として関西を中心に活動している

【チケット販売について】
チケットは3日前の夜22時からアポロシネマのホームページにて販売します!
https://www.kin-ei.co.jp/
※残券ある場合は劇場窓口でも2日前から販売します。

【料金】一般2,000円、会員1,500円、学生1,000円、中学生以下1,000円、障がい者手帳をお持ちの方 1,000円(同伴2名まで同一料金)
※各種鑑賞券ならびに株主御招待カード・会員スタンプカード招待券などの各種招待券はご利用いただけません。あしからずご了承くださいませ。