2月6日(土)から上映が始まった『天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏』の
公開記念トークショーが開催されました。
登壇されたのは、
春子の飼育員:西村さん、監督の人見さん、カメラマンの増田さん。
司会は、劇中でもナレーションを担当された、
テレビ大阪の鈴木アナウンサー。(左から、鈴木アナウンサー・西村さん・人見監督・増田カメラマン)
お客様からの質問を交えつつ、約30分のトークショーを開催
その中でも印象に残った事柄だけ、ピックアップして紹介しようと思います。
西村さんにとって“春子”とは、恩師・師匠の様な存在。
いろんなことで、怒られて、イジメられて、飼育員として成長をさせられたし、大事なことを色々教えられたそうです。
動物園といっても、ゾウには調教やトレーニングといったことは行わず、
言葉のキャッチボールで全て成り立っていると説明する西村さん。
春子だって、ゾウだけどちゃんと心をもっていて、私たちみたいに怒る時は怒るし、
拗ねるときは拗ねるし、謝ってほしい時はちゃんと態度でしめすのだな~、と西村さんのエピソードを聞き感じました。
映画の作成のきっかけは、日々の映像つくりの1テーマで 昔のニュース映画で春子のことを知り、
取材をしようということになったそうです。
しかし、映画を撮る!と言っても全く初めての試み。
春子もナイーブだし、初めの3週間ぐらいは 春子が慣れてもらうため 毎日通ったそうです。
そんな中生まれたアイディアが、西村さんの頭にカメラをつけて撮影する方法だったとか。
ある時、人見監督に「増田さん、ゾウを撮りませんか?」と誘われ「ゾウ??!」と驚いたそうで、
それまでは、ドキュメンタリーカメラマンを目指して、人間もの・自然もののVTRを撮っていたそうです。
そして実は、縁がある 西村さんと増田さん。同い年のお2人は40年ほど前の小学校4年生の時(同時期に)
天王寺動物園のサマースクールに参加していた!という事実がわかったのです!!
(もちろんこの頃には面識はなかったのですが)
めぐりめぐって、今回の天王寺動物園の春子。増田さんも、ロケの神様が降りてきた!!と思ったそうです。
すごい偶然ですよね!!!
そして 鈴木アナウンサーは声だけで、すべてを伝えつつ、春子や西村さんの邪魔にならないよう
いかに自然に聞いていただけるかがポイントでした。とドキュメンタリーだからこその努力が…。
ちなみに、あべのアポロシネマで上映する前から、他館での上映があり、
今回来られた方は2回以上ご鑑賞された方が多かったようです。
西村さんの独特な話方(西村ワールドと呼んでいましたね)もこの映画の魅力の一つなのでしょうね。
そしてこの作品を見て、お隣の天王寺動物園に足を運ばれた方もおられるのではないでしょうか?
実は、あべのアポロシネマで本作をご鑑賞の上 応募期間中に応募していただくと
天王寺動物園「ゾウ舎」バックヤードツアーに抽選で参加できるかもしれないのです
<応募期間>
2月6日(土)~2月19日(金)
<開催日>
3月30日(水) 時間未定
<応募方法>
劇場設置の応募用紙にアポロシネマでご鑑賞の本作の映画半券を貼り付けてご応募ください。
普段は入ることのできない裏側で、飼育員さんから直接ゾウの生態やオモシロ話をお聞き頂くことができます。
当館でご鑑賞の際は、是非ご応募くださいませ。
※ご当選者には3月4日(金)までにアポロシネマより招待状をお送り致します。
※応募用紙にはご希望人数を記載していただきます
(1枚につき最大5名様まで、必ず来園していただけるご人数をご記入ください)。
本作の上映は2週間を予定。 ご鑑賞はなるべくお早目をおすすめいたします~