あべのアポロシネマ最新映画情報バックナンバー

劇場スタッフが実際に映画を鑑賞し、執筆したメールマガジンのバックナンバーです。
※不定期配信

2023年1月8日(金)公開 TVシリーズ特別編集版『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』 »

声の出演:高山みなみ/山崎和佳奈/小山力也/林原めぐみ/他
脚本・構成:宮下隼一


あべのアポロシネマです。

本日は2023年4月14日公開の『劇場版 名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』の公開前に黒鉄の魚影(サブマリン)のメインキャラクターである「灰原哀」にスポットライトを当て、今一度作品をおさらいしようというTVシリーズの特別編集版『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』をご紹介させて頂きます。


この作品は原作78巻、TVシリーズ第701話~704話まで続く「漆黒の特急(ミステリートレイン)」のエピソードをメインエピソードに置きながら、コナンと灰原の出会い、姉である宮野明美との思い出、組織でのエピソードや現在の仲間へ徐々に心を開いていく様など新カットも交えながら丁寧に描かれます。

列車内で発生する密室殺人事件と灰原を捕まえようとする黒の組織が列車内で暗躍する二本軸の物語と登場人物それぞれの思惑が複雑に絡み合い、コナン達に立ちふさがる事件の謎と推理。組織との情報戦、騙し合いが存分に楽しめる作品です。

これらの複雑な戦いを実に観やすくスッキリと仕上げた再編集、構成はあっぱれの一言で、観ごたえ十分で本当にスクリーンに引き込まれました。

また、この複雑で緻密な物語を支えるキャラクター達も、まさにコナンオールスターズという感じで、物語のキーとなる登場人物が惜しみなく出てくるところもファンとしては、たまらないポイントなのではないでしょうか。


ファンとして見る方にはすでに懐かしく、そして堪らないポイントが多くある本作ですが、新しくここからコナンを楽しみたい方にも非常にわかりやすく名探偵コナンの魅力をお伝えできる、この作品はそういう作品かなと思います。

勿論この作品だけを見ても明かされないキャラクター同士の関係性も多くあるのですが、その多くの謎が逆にコナンを読んでみたい、コナンを見てみたいと思わせるのに充分な要素になりうる、つまり「名探偵コナン」という作品への入り口として意外に最適なのでは、と感じました。


現在102巻まで刊行、連載開始から29年という長期に渡り連載され、毎年ゴールデンウィークには新しい映画を発表し、原作ファンやアニメファン、そして映画ファンを毎年の様に楽しませてきた長寿作品「名探偵コナン」。

今年の4月公開の『劇場版 名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』で新たに描かれる黒の組織との対決、その対決の前の助走の様な作品がこの『名探偵コナン 灰原哀物語~黒鉄のミステリートレイン~』なのです。

4月に新しい作品を全力で、100%で楽しみたい方は勿論の事ですが、まだ見た事がないという方は、是非この作品を入り口に国民的に愛される長寿作品に触れる事で新たな人生の楽しみを見つけるというのも面白いかも知れません。


アポロシネマでは作品上映は勿論の事、『名探偵コナン 灰原哀物語〜黒鉄のミステリートレイン』のパンフレットやキャラクターグッズも多数取り揃えて皆様のお越しをお待ち申し上げております。

新商品のワッフルソフトやポップコーンと一緒にこの映画を楽しんだ後は是非シネマグッズコーナーにもお立ち寄りください。
皆様の劇場へのお越しをスタッフ一同心よりお待ちいたしております。


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★☆執筆者紹介☆★
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ふじもと

あけましておめでとうございます。
本年もあべのアポロシネマをどうぞよろしくお願いいたします。
新年からポケットモンスターの最新作「ポケットモンスター スカーレット」をプレイ中です。面白くて全然やめ時がないのでついつい夜更かししてしまいがちです。

2023年1月8日(金)公開『嘘八百 なにわ夢の陣』 »

出演:中井貴一/佐々木蔵之介/安田章大/中村ゆり/他
監督:武正晴


アポロシネマです。
なにわのお正月はこれや!とついに、3作目まで到達しました『嘘八百 なにわ夢の陣』をご紹介いたします。


1作目は大阪(堺)、2作目は京都、今回は再び大阪!
しかも、天守閣復興90周年を迎えた大阪城も登場します!

太閤秀吉の縁起モノ「秀吉七品(しちしな)」の中でも、唯一所在不明の光輝くうつわ〈鳳凰〉を巡って、
開催間近の大坂秀吉博をはじめ“TAIKOH”と名のるカリスマ波動アーティストやその財団を仕切る謎の美女が絡む、お宝バトルが勃発!
このバトルを制するのは誰なのか?!

この秀吉七品とは、1・懐で温めた信長の草履、2・戦で顔につけた面頬(めんぼお)、3・獅子の飾りをつけた兜、4・桐の文様の軍配団扇、5・有馬温泉の湯殿の瓦、6・黄金の風炉、7・鳳凰の銘がついた茶碗。

その中でも “鳳凰”は、これまで「鳳凰を宿して光輝くうつわ」としか記録がなく、幻のお宝として伝説になっていたのです。


大坂秀吉博をきっかけに、目利き古美術商・小池則夫と、腕の立つ陶芸家のはずが相も変わらずくすぶり続ける・野田佐輔がなんやかんやで手を組むことに。

いつも「お前といるとロクなことがない。」という割に、結局2人で仲良い姿は、まるで夫婦漫才の様。

3作目というだけあって、主役の中井貴一さんと佐々木蔵之介さんの演技は、全編アドリブかと思うぐらい自然で、

このまま大阪の街に飛び出し、中央区辺りをブラブラしたら2人に遭遇するのではと思うほどです…!

というのも、今回の作品について脚本の準備稿から打ち合わせをはじめ、クランクイン後も台詞の細かなところまで詰めていったそうで、

お2人の頭の中の小池則夫と野田佐輔が生活しているんだな~としみじみ思ったエピソードでした。

夫婦と言えば、佐々木蔵之介さんと友近さんの夫婦掛け合いも抜群なので、微笑ましい!


そして今回の紅一点は、中村ゆりさん!
謎の美女役なので、本編でその正体を確認いただきたいですが、最近ではTVドラマ『クロサギ』にも出演されていましたよね。今回も謎だらけですが、かっこいい女性です。


イケメン枠は、関ジャニ∞でもある安田章大さん!

カリスマ“波動アーティスト”だけあって、めちゃくちゃアーティスティックな難しい役を演じられていました。大きなキャンバスに豪快に絵を描くシーンは説得力があり、素晴らしかったです。


その他シリーズを通してのおなじみメンバーの登場はもちろん、坂田利夫さんが演じられていたよっちゃんには2代目が登場するなど、注目していただきたいポイントはたくさん!


そしてシネマ売店では、【お~いお茶お抹茶ボトル缶】も販売中!
認知機能も高めてくれるみたいです。是非、お茶を片手にご鑑賞ください~。
※飲食中以外は、マスクの着用にご協力ください。


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★☆執筆者紹介☆★
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せきぐち

正月の番組は三が日が終わったら、ピタっと通常に戻りましたね。
不思議な感じでした。