出演:鈴木亮平/賀来賢人/杏/中条あやみ/他
監督:松木彩
あべのアポロシネマです。
本日は2021年に放送されたTBSにて「日曜劇場」枠で放送されたドラマ、「TOKYO MER~走る緊急救命室~」の劇場版、『劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~』のご紹介です。
この作品の舞台は東京都。最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両(ERカー)と、都知事直轄の医療チームとして結成されたプロフェッショナルな医療チームの活躍を描く物語です。
とても危険で過酷な重大事故・災害・事件現場にERカーでいち早く駆けつけ負傷者の命を守り助ける姿は本当に痺れるものがあります。
TOKYO MERは東京モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、「走る緊急救命室」ERカーを指す言葉でありつつ、この医療チーム自体を表す言葉でもあります。
今回は劇場版という事で、TOKYO MERという医療チームの危険極まりないミッションと活躍を大迫力のスクリーンでご鑑賞いただけます。
普通、ドラマの劇場版作品というとドラマを見ていたファンの為のモノという感じがありますよね。
勿論それはその通りなのですが、この作品は要所要所にドラマで起こった事の回想が入るなどドラマを見ていなかった方への配慮もしっかり行われていて、ドラマ未視聴の方でもしっかり人物関係を理解して楽しめる作りになっています。
ですのでドラマ未視聴だけどこの映画に少しでも興味のある方は是非恐れず映画館に見に来ていただきたいところです。
また、作品内で取り扱われる事件や対立構造なども非常にシンプルで判りやすく作られており、そういった部分でも映画から飛び込んでも充分にお楽しみ頂ける作りになっていると思います。
ドラマ版キャストは勿論引き続き皆様登場しますし、新しく用意された映画用キャストもバッチリ物語にハマっていてファンには非常に嬉しいポイントも多かったです。
監督もドラマ版の演出を担当されていた松木彩さんだった事も安心感があって良かった様に思います。
チーフドクター喜多見幸太役の鈴木亮平さんは本当にハマり役で、「待っているだけじゃ、助けられない命がある」という想いと共にどんな危険な現場にも現れて明朗な声で患者に寄り添い、救いきる姿は本当に素敵としか言いようがありません。
数々の難しい役を見事に演じ切ってきた鈴木さんだからこそ出来る喜多見チーフの演技は本当にこれが「代表作」と言われるような役どころなんじゃないか、と考えさせられてしまいます。
また、賀来賢人さんや菜々緒さんたちMERの他のクルーや喜多見チーフの妻、高輪千晶役の仲里依紗さんや東京消防庁のレスキュー隊千住幹生役の要潤さん、研修医潮見知広役のSixTONESジェシーさんらの演技も本当に素晴らしく、最初から最後まで本当に見所が多い映画となっております。
出動した現場で「死者を一人も出さない事」を使命とし、常に死と隣り合わせになる様な厳しい現場で活動するTOKYO MER。その姿は本当に眩しく、時に心が動かされるものがありました。あべのアポロシネマでTOKYO MERの新しい活躍を是非ご鑑賞下さい。スタッフ一同心より皆様のお越しをお待ち申し上げております。
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★☆執筆者紹介☆★
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ふじもと
最近K2という医療漫画を読んでいたんですが、
それもシンクロして非常に楽しめた映画でした。
迷ってる方は是非!