2023年5月19日(金)公開『最後まで行く』
出演:岡田准一/綾野剛/広末涼子/磯村勇斗/他
監督: 藤井道人
あべのアポロシネマです。
本日は『関ヶ原』や『ザ・ファブル』などこれまで多くの作品で主演を務め、多岐にわたる活躍を見せ続ける俳優、岡田准一さんが主演を務め『新聞記者』や『ヤクザと家族 The Family』など重厚な人間ドラマを数多く手掛ける売れっ子監督、藤井道人さんがメガホンを取った快作『最後まで行く』のご紹介です。
この映画は元々韓国映画『最後まで行く』という2014年に韓国で大ヒットした映画のリメイク作品です。
中国、フランスでもリメイクされ大ヒットとなった作品で、遂に2023年に念願の日本版、『最後まで行く』が公開されました。
この作品はアクションクライムサスペンスと呼ぶにふさわしい最初から最後まで全く予測不能なとんでもない映画になっています。
韓国版映画『最後まで行く』、中国版映画『ピースブレーカー』、フランス版映画『レストレス』をまだご鑑賞でない方は是非ネタバレ無しで情報を頭に入れずにこの日本版『最後まで行く』を観に行って頂きたいと思いますし、他国の作品を鑑賞済みの方でも、この日本版の面白さは相当なものなので、是非設定の違いや、文化の違いなど楽しみながらこの物語を鑑賞して頂きたいと思います。
日本版は岡田准一さんと綾野剛さんの掛け合いや駆け引きのシーン、対決のシーンが本当に凄まじく印象に残るシーンが多かった様に思います。
特に綾野剛さんの狂いっぷりは凄まじく、1シーン毎の表情や仕草、岡田さんを追い詰める姿の鬼気迫る演技は本当に凄まじかったです。
これが約2時間、最後まで糸が一切切れる事無く、盛り上がり続けるんです。
その脚本力や構成にも驚きましたし、近年の綾野剛さんのベストとも言える狂いっぷりに慄きましたし痺れあがりました。
対峙する岡田さんがまた本当に今まで見た事ないタイプの岡田さんで、その演技力の高さに驚くと共に、感情移入してしまうんですよね。
汚く、弱さがあり、人としてダメな部分を抱えながら、内には闘志を秘めている。
こんな二人がそれぞれの事情の為に真っ向からぶつかり合い、潰し合う。
その激しさとスピード感には本当に圧倒されてしまいました!
そしてそんな姿をもエンターテインメントとしてスクリーンに見事に昇華させたのが藤井道人監督版『最後まで行く』なのです。
上記の通り鬼気迫る演技でぶつかり合う主演二人だけではなく、脇を固める俳優も豪華でリアルで生々しく、本当に素晴らしいものです。
ヤクザの親分役の柄本明さん、岡田さん演じる主人公、工藤祐司の同僚役を務める杉本哲太さん、駿河太郎さん。
別居中の妻役の広末涼子さんなど、挙げだすとキリがない程、どのキャラクターも完璧で作品の奥行を深める事に成功しておりました。
また作品自体は本当にヒリヒリする様な強烈なクライムサスペンスなのですが、それだけではない明るさが散りばめられた映画で、ハラハラの中にも笑えるシーンが多く散りばめられていた様に思います。
そういう緩急もしっかり計算して取り入れられている所もこの映画の素晴らしかった所と言えるのかも知れません。
藤井道人監督の新境地と言える様なエンターテインメントに振り切ったアクションクライムサスペンス映画が誕生しました。
こういう映画こそ映画館の音響とスクリーンで体験し、心より楽しんで頂ければと思います。
主演二人の今まで見た事が無い様な表情をスクリーン一杯に見る事が出来て私的には非常に得したと言いますか、気持ちよくスクリーンを出る事が出来た作品です。
迷っている方がいれば是非あべのアポロシネマでこの作品を鑑賞して頂き、その楽しさと恐ろしさ、そして驚愕のラストを体感して頂ければと思います。
スタッフ一同皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
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★☆執筆者紹介☆★
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ふじもと
不運な事が続く事はよくある事な気がします。
私も今年厄年なので気を付けたいところです。