2023年2月16日(金)公開 『シャイロックの子供たち』
出演:阿部サダヲ/上戸彩/玉森裕太/佐々木蔵之介/他
監督:本木克英
あべのアポロシネマです。
本日は『超高速!参勤交代』や『空飛ぶタイヤ』の監督を務めた本木克英監督の最新作『シャイロックの子供たち』をご紹介させて頂きます。
半沢直樹シリーズや下町ロケットシリーズを手掛け、出す作品、出す作品、全てが映像化されるレベルの大ヒットを飛ばす人気作家、池井戸潤さんが2006年に発表した小説「シャイロックの子供たち」。
現在までの累計発行部数60万部、銀行を舞台としたミステリ経済小説で、池井戸さんが「ぼくの小説の書き方を決定づけた記念碑的な一冊」と明言し、池井戸さんの作家人生の〝転機″として位置付ける重要な作品となっています。
これを原作に去年2022年10月にWOWOWで先駆けてテレビドラマ化され、本年2023年に映画化し公開となりました。
物語はとある銀行の小さな支店で発生した〝現金紛失事件″。
その裏で蠢く許されざる不正と銀行員としての正義の間で揺れ動く各キャラクター達を巧みに描き、騙し騙される熾烈なバトルを2時間でしっかりと描いています。
元行員の池井戸さんが作り出したリアリティのある重厚な舞台設定の中でハラハラドキドキと飽きる事なく揺れ動く物語に、本当に自分の心が池井戸さんや本木監督の掌の上で踊らされてしまいます。
特に物語的に、えぇ!?と思わず声が出る様なぶっ飛んだ不正を行うキャラクターが沢山出てくるので、ヤバい奴しか居ない!と見ながら驚く事になりました。
そしてもう一点。
この作品、主要キャラはほぼ同じでも、原作ともドラマとも違うオリジナルのストーリーが用意されており、原作やドラマが好きな方にも改めて全く新しい物語として楽しんで頂ける作りになっているのです!
時間に制約のある映画だからこそ、原作ともドラマとも違う2時間という映画の枠にしっかりハマった一本の物語に仕上げられた今作は、見て損のないこの冬最高の一本となっております。
配役も本当に素晴らしく、営業課の課長代理、主人公西木雅博役に阿部サダヲさん。
その部下北川愛理役に上戸彩さん。
お客様二課の後輩、田端洋司役の玉森裕太さんなどメインキャストはどの人物も素晴らしく、不正の飛びかう一見暗くなってしまいそうな物語を華やかで豊かに彩っておられました。
また、佐々木蔵之介さん演じる黒田道春、柳葉敏郎さん演じる九条馨などダークなキャラクターも堂に入った演技で迫力があり、素晴らしかったです。
そしてこの映画の主題歌を歌うのはなんと、エレファントカシマシ。
4年9か月ぶりとなる最新シングル「yes. I. do」がエンドロールで鳴り響いた時の衝撃は本当に大きかったです。
エレカシが作り出す自由で硬派で泥臭いロックンロールがこの映画にしっかりとマッチして最後の1秒まで映画を楽しませてくれる、そういった細部まで行き届く様に作られた丁寧な作品だからこそ、エレファントカシマシも楽曲提供したのだろうと納得いってしまう、そんな相乗効果を生む説得力のある一曲でした。
銀行内で起きる不可解な事件と様々な不正。
それがどのように暴かれくいくのか、やられたら倍返しが信条の主人公、西木雅博はどの様にしてやり返していくのか。
この物語がどんな着地点を見つけるのか、皆様のその目で是非お確かめください!
この冬一押しのミステリ経済映画の傑作がまた一つ誕生いたしました。
見ていただければわかる、極上のエンターテインメントです。
あべのアポロシネマで皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
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★☆執筆者紹介☆★
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ふじもと
今朝、洗濯機が壊れて水が溢れ出し、床が浸水しました。
大慌てしました。
まめに排水溝とか排水ホースも掃除しないとダメですね。