2024年10月4日(金)公開『ハヌ・マン』
出演:テージャ・サッジャー/ヴィナイ・ラーイ/アムリタ・アイヤル/ヴァララクシュミ・サラトクマール/ラヴィ・テージャ 他
監督:プラシャーント・ヴァルマ
こんにちは。あべのアポロシネマです。本日は、今年インドで大ヒットした話題作「ハヌ・マン」をご紹介します。
近年注目が集まっている国、インド。インドと言えば、どんなイメージを持たれていますか?カレー、ビリヤニ、人口世界一、IT大国…?いろいろありますよね。
中でも今、日本で熱いのがインド映画です!
日本では、今まで何回かインド映画のブームが起こっています。
1990年代、ミニシアターを中心に大ブームを巻き起こした「ムトゥ 踊るマハラジャ」。歌って踊るインド映画のイメージを決定的に印象付けた大作で、最近でもサントリーの「無糖」のお酒、仲野太賀さん出演のCMでネタになっていました。
その後少し時間が開いて2010年代前半、「きっと、うまくいく」をはじめ、良質な人間ドラマが日本でも多く封切られるようになってきます。
そして2010代後半に登場した「バーフバリ」2部作を経て、2022年に公開され大ヒットとなった「RRR」から続くブームが今!今なのです。もう一過性のブームでは終わらず大きなムーブメントになりつつあります。
今年は日本での公開本数が過去最高となり、たくさんの映画が上映されていますが、そんななか今回ご紹介する「ハヌ・マン」は、歌あり、アクションあり、ロマンスありのインド映画の魅力が詰まったヒーロー映画です。
主人公ハヌマントゥの名前の元にもなっていて、不思議な宝石のパワーの元でもある「ハヌマーン」とは、インドの叙事詩(神話や英雄などの物語)「ラーマーヤナ」などに出てくる猿の将軍のこと。
ラーマ王子と共に悪の羅刹王ラーヴァナと戦った英雄で、力持ちで山を持ち上げ空も飛べる、インド神話のスーパーヒーローです。孫悟空のモデルになったとも言われています。(ラーマのことが大好きで、食いしん坊で力持ちとくれば、「RRR」をご存じの方はあれ…?と思われるかも)
このハヌマーンと、バットマンやスパイダーマンなど西洋のスーパーヒーローの物語を融合させてできたヒーローが「ハヌ・マン」です。
インドの山奥の村に住む青年ハヌマントゥは、幼馴染のミーナークシが大好き。ある日、ミーナークシを助けようとし海に転落し、不思議な力をもつ宝石を見つける。この石を持っていると、ある条件の時だけ無敵のスーパーヒーローになれることが分かり、そのパワーでハヌマントゥは一躍村の救世主になるが、石を狙って謎の男がやってくる…というストーリー。
2時間38分という少し長いお話ですが、お芝居の1幕と2幕のように前半と後半で大きく話が変わっていき、想定外の展開に飽きること無く楽しめます!
また、この物語を魅力的にしているのは、ハヌ・マンより強いんじゃないかと思わせる女性たち。ヒロインのミーナ-クシはとても現代的な考え方を持つ、村の権力者にもダメなことはダメと意見ができる女性ですし、ハヌマントゥの姉・アンジャンマは最強最高にカッコいい!頼りない弟をいつも励まし、助け、共に戦う姿が美しく、お姉さんに一生ついていきたい…と思わせるカッコよさです。
インドの田舎の村ののどかな風景と超絶アクション、ふらふらふわふわしてかわいい感じのヒーローとしっかり者の美しいヒロイン、クセつよの村人と悪役、ベタなジョーク、どこか懐かしくて新しい音楽、いろんな要素がまじりあった、今までにない異色の映画になっています。インド映画らしい音楽とダンスももちろんあります。
なんかインド映画ってよくわからないけどちょっと気にはなっているという方、ぜひ一度劇場で体験してみてください!新しい扉が開くかもしれません!
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
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★☆執筆者紹介☆★
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たはら
今回とは全く違う出方をしますが、ハヌマーンが出てくる過去作でおすすめは「バジュランギおじさんと、小さな迷子」。号泣必至、バスタオルが必要な映画です。また、タイ・日本合作の「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」に出てくるらしいのですが、見たことが無くてすごく気になっています。